へラクロスには強力なメガシンカ型が存在しており、第四世代以来のスカーフ型の印象も強いため、チョッキを見せ合いから警戒されることはほぼ無いと言って良いでしょう。そして、同じ格闘タイプで特性:根性を持つローブシンと同様に、チョッキとの相性がかなり良いです。この型のへラクロスが有利なメジャーポケモンは以下の通り。
メガへラクロスでも上記のポケモンの多くにタイマンで勝つことはできますが、チョッキヘラは特殊耐久の高さと状態異常耐性により後出しが安定する点が優れています。もちろんメガ枠を消費しないということも大きなメリットです。特にへラクロスが非常に呼ぶゲンガーとヤミラミに対する強さが、ふつうのメガヘラとは全く逆で優位に立てるのが面白いところ。
それでは技構成と努力値調整の説明をば
へラクロス@突撃チョッキ
メガホーン インファイト 叩き落とす 岩石封じ
意地っ張り 根性
努力値: H156 A196 S156
実数値: 175-187-95-*-115-125
最速バンギラス抜き(最速ギルガルド+2、準速キリキザン+3)、H16n-1、A11n
努力値は最初に流行りの準速キリキザンを意識し、それなら最速バンギまで抜いておこうということでSが決まり、珠ゲッコウガのドロポン確3までHに振って、残りAとしたら実数値が美しいものになりました。
次に技について。一致120技のメガホーンとインファイトは確定。これらがあることで、物理アタッカーによる突破が本来難しいクレセ・ヤミラミ・ポリ2などに勝つことができます。叩き落とすはゲンガーに対する有効打であるとともに、後続への交換読みで打ったり、ポリ2の処理を安定させることに使えます。岩石封じはファイアロー・ウルガモス・リザードンへの交換読みで打つ他、相手の竜の舞を妨害したり、味方のサポートに使ったり、タイマンでの自身の行動回数を増やしたりできる便利な技です。
その他に候補となるのは地震、追い打ち、ストーンエッジ、フェイント、タネマシンガン、ロックブラスト辺りでしょうか。地震はギルガルドへの打点となるのでこの中なら一番優先順位が高いかと思います。追い打ちはXY時代のレートでわずかに存在したチョッキヘラが、メガゲンガーの影ふみによるサイクルカットを強引に破るために採用していたと聞きます。しかし叩き落とすの方がはるかに汎用性が高いように思えるのであまりおすすめしません。同様にエッジも明確な仮想敵がいないなら岩石封じの方が優秀でしょう。他に挙げた技はメガヘラでやった方が良いと考えます。
最後にダメージ計算を載せておきます。
メガホーンでHB特化クレセ確2(59~71.3%)
メガホーンで無補正無振りゲッコウガ(水単タイプ想定)を93.8%の高乱数1(98.6~117%)
根性メガホーンでHB特化スイクンを99.6%の高乱数2(49.7~59.4%)
根性メガホーンでHB特化ヤミラミを18.8%の低乱数1(86.6~103.1%)
根性メガホーンでHB特化メガヤミラミ確2(63~74.5%)
根性メガホーンでHB特化ウォッシュロトムをオボン込み確2(69.4~82.1%)
根性メガホーンでHB特化ウォッシュロトムをオボン込み確2(69.4~82.1%)
インファイトで無振りサザンドラ確1(137.7~162.8%)
インファイトでH252ナットレイを56.3%の中乱数1(92.8~110.4%)
インファイトでHB特化輝石ポリゴン2確2(57.2~68.7%)
インファイトでHB特化輝石ポリゴン2確2(57.2~68.7%)
叩き落とす→インファイトでHB特化輝石ポリゴン2を確定
叩き落とすでHB特化クレセリアを高乱数3(32.5~38.7%)
叩き落とすでH252メガゲンガー確2(55~65.8%)
叩き落とすでH252ギルガルド盾を高乱数2(47.9~57.4%)←厳しい
岩石封じでH252ファイアロー確1(101.6~121%)
岩石封じでH252B188ファイアロー確2(80~95.1%)←最速ガブ抜き調整のゴツメアローは厳しい
【耐久】
臆病ゲッコウガの珠ドロポン確3(42.2~49.7%)
無振りメガゲンガーのヘドロ爆弾が97.6%の高乱数3(32.5~38.2%)
無振りクレセリアのサイキネが97.2%の高乱数3(32~38.8%)
無振りスイクンの熱湯がほぼ確5(17.1~20.5%)
無振りポリゴン2のトライアタックが中乱数5(18.8%~22.8%)
無振りウォッシュロトムのドロポン確4(26.2~31.4%)