2015年5月8日金曜日

【シーズン9 レート2000】両刀ガルーラのガルクレセ軸

前回の記事から4ヶ月くらいポケモンから離れていましたが、シーズン9からシングルレート再開したのでブログの方も定期的に書きたいと思います。
今回はシーズン9で使用したガルーラクレセ軸のPTを紹介します。最高レートは2052、最高順位は51位でした。初の二桁順位!














メンバーはこんな感じ

ガルーラ@ガルーラナイト やんちゃHaCDs
クレセリア@ゴツゴツメット 図太いHB
バシャーモ@バシャーモナイト 意地っ張りhAS
水ロトム@こだわり眼鏡 控え目HCs
ガブリアス@こだわりスカーフ 意地っ張りAS
ギルガルド@防塵ゴーグル 意地っ張りHA

レートから離れていた間に起きた環境の変化についてPGLの統計などを調べたところ、スイクンと霊獣ランドが急激に数を増やしたのがまず目に留まりました。またリザードンもニトチャ持ちのXを中心に増えており、XとY共にカバルドンを引き連れていることが多いことや、クレセとポリ2という二大数値受けポケモンがTOP12に入っていることを意識し、トリック持ちの眼鏡ミトムが環境に刺さっているのではないかと予想したところから構築を始めました。
物理受けの選出を相手に強制するならガルーラが一番だと考え、ガルーラと相性の良いクレセ、物理受け以外でガルーラの苦手なゲンガー・クチート・ギルガルド対策にメガバシャ、龍・フェアリー技の一貫を切れ催眠対策になるゴーグルガルド、最後に電気の一貫を切れPT全体の速度を補うスカガブを採用しました。

それでは個別紹介を








ガルーラ@ガルーラナイト
捨て身タックル 地震 冷凍ビーム 火炎放射
親子愛(早起き) やんちゃ(Aが上がりDが下がる)
H212 A36 C108 D116 S36
207-165-120-94-121-125

両刀にして範囲を最大限に広げたガルーラです。こいつは三色パンチを覚えるので物理一本のままでもこの範囲を実現することはできますが、特殊技を採用することによりガブの鮫肌、カバのゴツメ、ナットの鉄の棘(+ゴツメ)を避けられ、メガマンダを確実にしとめることができます。今回の調整のコンセプトは特殊技を駆使してガルーラ対策のポケモンにメタを張り返しつつ、通常のガルーラとしての機能をなるべく損なわないようにすることです。そのために、努力値をほとんど割けないAに性格補正をかけて最低限の火力を確保し、耐久にがっつり振ってHAガルーラと同程度の硬さを残しました。

使い心地は非常に良かったです。猫騙しやグロパン不意討ちが無くて困った時よりも特殊技(特に冷凍ビーム)が役立った試合の方が多かった。また、親子愛により実質A実数値247から放たれる捨て身の威力は特化メガバシャーモのフレドラを凌ぐ威力であり、物理アタッカーとしても十分働いてくれました。相手からすれば事故でも、こちらとしては別に地雷を使っている訳ではないという感じ。

後で気づきましたが、上記の実数値にするなら意地っ張りにした方が得です。その場合の振り方はH212A36C196D4S36で、努力値が26余るので実数値を3増やせます。せっかく6V粘ったのに(-_-;)
調整の意図は、細かい所ではH16n-1、A11n、B<D(ダウンロード対策)として、Sは意地ガッサ・残飯ガルド・HAガルーラを意識した最速バンギ抜き(メガシンカ前は準速バンギ抜き+1)、CはD4ガブ確1・H252カバ超高乱2、Bは意地鉢巻ガブの逆鱗耐え・陽気珠ゲッコウガのけたぐり高乱数耐え、Dは珠化身ボルトの気合玉耐えです。大抵の攻撃を一発耐える耐久と広範囲高火力を持ち合わせているので、初手が不利対面になることが稀であるという頭のおかしさ









クレセリア@ゴツゴツメット
サイコキネシス 冷凍ビーム 三日月の舞 月の光
図太い HB特化

よくいるガルのおとも。起点にされるのでクチート・バンギ・明らかなメガギャラがいたら選出は慎重にならなくてはいけない。
ランドガブマンダカイリューが喜んで出てくるPTなので冷凍ビームは必須、三日月の舞はガルクレセの強さを大きく向上させるギミックなのでほぼ必須。切るとしたら月の光ですが、他に入れたい技がとくにない気がします。電磁波があるとマンダなどを受けた後についつい打ちたくなってしまい、身代わりで透かされたり、交換読み交換をする勇気が無くなったりとあまり良いことがない。逆にトリルは面白そうですね、その場合はガルーラの性格を勇敢(Aが上がってSが下がる)にすれば努力値をAにさらにまわせるので無駄が無い。
この子の強みは、自身を突破する手段を選出の中に入れることを相手に強制する誘導力にある考えています。







ウォッシュロトム@こだわり眼鏡
ボルトチェンジ ハイドロポンプ 10万ボルト トリック
浮遊 控え目
H252 B4 C172 D12 S68
157-*-128-161-129-115

主役にして最大の功労者。ドロポンはかなりあててくれた方だと思う、ありがとね
眼鏡を持つことで削れたスイクンやヤドラン相手にボルチェンが安定択となったり、交代際に瞑想を積んできたスイクンをごり押せたり、ミラコで居座ってくるスイクンを一撃で落としたり…とにかくスイクン入りのPTに非常に強くなります。これが本当に重要でした、それ程に今のレート環境にはスイクンが多い。
トリックは使う場面によってはとても便利で、クレセやポリ2に眼鏡を押し付けたり、受けループを崩す手段にもなりえます。その一方で、特にロトムを安定して受けられるポケモンがいない相手がトリック読みの願望も込めてゲンガーを後出ししてくる場面もあったので、時にはドロポンを打つ勇気も必要だと感じました。ちなみにめざ氷が欲しいと思ったことはほとんどなかった。

調整は総合耐久を高めるためHにぶっぱ、スイクンを確実に抜くために準速バンギ抜き+1まで振り、いつものダウンロード対策をして余りCという形。ただCに全振りすると無理やり数値で受けようとするクレセやポリ2をドロポン2発で吹き飛ばせる確率がかなり高くなるのが魅力的ではあります。その場合どこ削るんだって話ですが…










バシャーモ@バシャーモナイト
フレアドライブ 馬鹿力 雷パンチ 守る
加速(メガシンカ前も加速) 意地っ張り
H92 A252 B4 D12 S148
167-233-101-*-102-139

ガルーラが出せない場合の裏選出。具体的にはクチートかゲンガーが相手にいたらこちらを選出します。バシャガルーラの並びも警戒させることができるので、スイクンの被選出率を9割以上にすることに一役買っている気がする。あとガルドがあまり出てこないのも恐らくこいつのおかげ。
ロトムとのコンビがバシャサンダーを彷彿とさせる優秀さで、眼鏡ロトムがクッション役としては耐久が控えめな代わりに相手にかける負荷が大きいため、相手のサイクルを崩壊させるスピードに優れます。最後にガブを添えて掃除してもらったり、クレセの三日月でバシャかロトムを復活させるパターンが多い。
格闘技は跳び膝蹴りを信用できないので、デメリットを甘受して馬鹿力に。サブウェポンは、サイクル戦を積極的にしかけるPTではないので叩き落とすではなく雷パンチ。アローマリルリギャラへの交換読みで打つ他、反動ダメや能力ダウンの無い攻撃技としても便利です。あと、これが無いとマリルリに腹を叩かれた瞬間負けが決まってしまうので(奴は雷パンチ+腹太鼓のコストをオボン込みでほぼ耐えるが、ガブの鮫肌やクレセのゴツメ圏内に入れることができる)。

最初はキッス・ギャラ・サザンなどを意識してASぶっぱD4という努力値振りで運用していました。しかし、相手の攻撃を耐えた後にフレドラの反動で落ちてしまうことが多いのがもったいなかったことや、グロパンを積んだガルや剣舞を積んだクチートの不意打ちを削れたこの子が耐えるかどうかが勝負の分かれ目になることが何回かあったこと、一番の仮想敵であるメガゲンガー相手にアドを取ることなどを考慮して現在の努力値振りになりました。調整の意図はゴツメ宿木毒砂ダメ意識のH6n-1かつ8n-1、B<D、C無振りメガゲンのヘドロ爆弾+フレドラの反動ダメ(最大55)を最高乱数以外耐え、準速ロトム抜きです。メガゲンの前で守るのは身代わり(採用率約20%)を考慮すると若干のリスクがありますし、守る自体無償降臨を許す技なので択の発生を無くせるならそれに越したことはありません。本当はSをもう2上げて準速ドリュウズまで抜きたいですが、これ以上耐久を削るならASぶっぱの方が良いとみなしました。

ごく稀にガルーラと同時選出したくなって困ったり、実際にバシャをメガシンカさせずに戦ったことがあったので珠バシャも考えましたが、特化オバヒでもメガゲンが落ちないので没に。
あと、トレース対策(というか厳選が面倒)で元の特性を猛火にしていましたが、初手で明らかに鉢巻持ってそうなガブと対面してしまった時に、メガシンカせずに守って珠めざ氷を警戒させ無理やり引かせられたら面白いかなと思ったので、やっぱり加速にしました。もちろんそんな状況は避けるべきですが、ガブ入りのPT相手でも先発に投げたい時はあるので。









ギルガルド@防塵ゴーグル
シャドークロー 聖なる剣 剣の舞 影打ち
バトルスイッチ 意地っ張りHAベース

実は最初にレート2000に到達するまでは残飯HSの毒みが型で使っていました。残飯型はガッサに後出しできないものの、対面なら意地ガッサを起点にすることができ、ポリ2クチートやクレセクチートの並びに有利な点が強かったです。しかし2000を超えた辺りからビビヨンを見るようになったことや、残飯型だとニンフィア・サーナイトに必ずしも勝てる訳ではないことからゴーグルに変更となりました。正直どちらがよりこのパーティにあっているのか決めかねています。
クレセの処理速度を上げるため、またアイアンヘッドは半減されやすいためシャドークローを採用しています。とりあえずゲンガナンスポリ2には負ける要素が無い。









ガブリアス@こだわりスカーフ
地震 逆鱗 岩雪崩 毒々
鮫肌 意地っ張りAS

いつもの。
ゲッコウガを見たら先発に出して逆鱗をそっと押します。
技について。岩雪崩は鬼火アローを強襲するためだけのピンポイント技だと捉えています。その他の飛行タイプには逆鱗を打った方が良いことがほとんど。岩封でも良いかもしれない。スカーフなのでアイへや毒突きはH振りサーナイトすら落とせないので却下、地震が通らないエルフーンにも交換読みで毒を入れれば機能停止させることができるのでこの技構成になっています。
ガルーラも相当壊れていますが、真の最強ポケモンはガブリアスであるということを敵味方問わず痛感させられるシーズンでした。



総評
今回は環境をメタるということを強く意識したパーティを組みました。その結果、ロトムの眼鏡やガルーラの特殊技が上手く刺さった試合が多く、今までの最高順位を達成することができました。一方で、基本選出と呼べるものがなく、相手のパーティを観察して選出を予想しそれを対策することで勝つというのが基本になります。そのため(当然っちゃ当然ですが)2分間の選出時間がかなり大変で、メンタルが崩れると一気に負け始めることも。それでもレートを1600から2000に上げるまでの間は7~8割くらいの勝率でしたし、連敗しても毎回2000に戻すことができたので、しっかりとしたプレイングをすれば幅広い相手に対応できる構築にはなっているんじゃないでしょうか。
とりあえず、眼鏡ミトムはマジで環境に刺さってるのでスイクンやランドにお悩みの方はぜひぜひ!

とりあえずガチガチのパーティ使って満足したので、来シーズンはもう少しめずらしいポケモンも使いたいですヽ(・∀・*)ノ

2015年5月4日月曜日

【ORAS】物理受け対策の中堅ポケモンまとめ

シーズンの節目なので、今のシングルレートの環境について自分なりに考えたことをまとめて、来シーズン以降新しいパーティをつくるのに役立てたいと思います。
ORAS環境のパーティの軸でよくあるのが、ガルーラやボーマンダなどの強力な物理アタッカーと眼鏡ニンフィアのような物理受け対策の並びです。天候ゲーだったBW時代とは異なり個々のポケモンのスペックが重要となった現在では、圧倒的なタイマン性能を持つメガシンカポケモンによって相手の選出を誘導し、出て来るクレセリアなどの物理受けの対策となるポケモンを後続に置くというシンプルな手法が強い。もちろん相手のパーティにもガルーラなどがいることが多いので、戦いを安定させるためにこちらも物理受けを用意したり、あるいはできるだけ受けにまわらないようにガブリアスやボルトロスといった高速アタッカーで上から叩こうとします。結果として、多くのパーティがこんな感じの面子を含んでいます↓



見るからに強い(小並感)
ガルーラ以外にもメガボーマンダ、メガバシャーモ、メガへラクロス、ややスペックは落ちますがメガミミロップ辺りがこの枠に入ります。物理受けは他にもポリゴン2、スイクン、カバルドン、ゴツメ霊獣ランドロス、ギャラドス、ヤドラン、ブラッキーなど多様なやつらがいます。中でもスイクンは瞑想により他の物理受けを起点にできる点が非常に優秀で数を大きく伸ばしました。高速アタッカーについては省略します。

今回注目したいのは4番目の物理受け対策についてです。この枠をどうするかは個人的にとても面白い部分だと考えてます。何故かと言うと、他の枠にはその役割を遂行する上でどうしても恵まれた種族値が求められるのに対し、この枠は火力の乏しい物理受けに繰り出してアドバンテージを稼ぐことができれば良いので様々なポケモンを採用する余地があるからです。そこでここからは、物理受け対策として十分な実力がありレートでも時々見るものの、ニンフィアやナットレイに比べると採用率の低いポケモンたちを軽く考察します。









まずはラプラス。耐性はアレですがチョッキを持たせると耐久値がかなりの数値となり、耐久ポケモンを絶対零度で突破できます。貯水により熱湯無効なので身代わりの無いスイクンを完封。フリーズドライや氷の礫も魅力的で是非レートで使ってみたいポケモンです。ただしクレセなどと対面しても零度が外れると後続に負担が全くかからないので、いかに試行回数を安定して稼げるパーティを組むかってところでしょうか。
ラプラスはふつくしい…









お次はトリトドン。ごく稀にしか見ないけど、出て来られると意外に困るやつ。ミトムの技が鬼火・トリック以外全く通らないのはエライです、同じ理由で一時期ガマゲロゲが流行っていましたね(あちらはSがあるので毒まもが強い)。熱湯冷ビ地割れ再生欠伸蓄えると有用な技が揃っているので型を考えるのが楽しそう。
自分の中でピンクのイメージが強いのでブルーの方を育ててみたいです








眼鏡アナライズが有名なジバコイル。電磁波・毒無効なのでクレセやポリ2に対してこの上なく有利です。交代先に極めて大きな負担をかけられボルチェンもできるため、こいつに有効打の無いポケモンの選出自体を強烈に抑制するのが強いと思います。レートであたった時はジバコを恐れるあまりクレセを選出できず、相手のガブにボコボコにされてしまいました。普通に超強い(確信)
DPで既存ポケモンの進化系がたくさん出たのがけっこう好きでした。マンムーとかエルレイドとかドンカラスとか、あとユキメノコとポリゴンZも








影踏みという唯一無二の個性を持つゴチルゼル(ゲンガーはメガシンカするターンに発動しなかったりナンスは能動的な行動ができなかったりするので)。汎用性が低く起点にできない物理受けも多い上、仮想敵を選出されなかった際の足の引っ張り具合が想像されます…
その分、クレセなどをキャッチすることができればほぼ勝ちなので選出画面での圧力は相当なものでしょう。TODされるのが面倒なことを除けば使ってみたい。








個人的に次のシーズンで使いたいポケモンNo.1。小さくなる型が強力だからこそ眼鏡を持たせたい。すり抜けにより糞鍵ことクレッフィを許さない点も素晴らしいと思います。
見た目もすごく好きです!









最早中堅と呼んで良いのか悩むほど出世したキリキザン。昔の記事にも書きましたがこの子は使ったことあります。相手の交代先に叩き落とすで確実に負担をかけられ、剣舞を積んで全抜きも狙えるのは強い。



今回は思いつくままに記事を書けたので楽しかったです。これからもこういう雑記を時々書いていこうと思います。この記事で触れたポケモンたちの誰かを来シーズン使うかどうかは未定ですが、パーティ考察するうちにまた何か思いついたら加筆するかもです。あまり内容が無かった気もしますが、読んでくださった方の参考になれば幸いです(*゚▽゚)

2014年12月25日木曜日

【ORAS】チョッキへラクロスの育成論

クリスマスもポケモン三昧のウナギです。今回の記事は僕が現在愛用しているチョッキへラクロスについて書こうと思います。







へラクロスには強力なメガシンカ型が存在しており、第四世代以来のスカーフ型の印象も強いため、チョッキを見せ合いから警戒されることはほぼ無いと言って良いでしょう。そして、同じ格闘タイプで特性:根性を持つローブシンと同様に、チョッキとの相性がかなり良いです。この型のへラクロスが有利なメジャーポケモンは以下の通り。



メガへラクロスでも上記のポケモンの多くにタイマンで勝つことはできますが、チョッキヘラは特殊耐久の高さと状態異常耐性により後出しが安定する点が優れています。もちろんメガ枠を消費しないということも大きなメリットです。特にへラクロスが非常に呼ぶゲンガーとヤミラミに対する強さが、ふつうのメガヘラとは全く逆で優位に立てるのが面白いところ。

それでは技構成と努力値調整の説明をば

へラクロス@突撃チョッキ
メガホーン インファイト 叩き落とす 岩石封じ
意地っ張り 根性
努力値: H156 A196 S156
実数値: 175-187-95-*-115-125
最速バンギラス抜き(最速ギルガルド+2、準速キリキザン+3)、H16n-1、A11n

努力値は最初に流行りの準速キリキザンを意識し、それなら最速バンギまで抜いておこうということでSが決まり、珠ゲッコウガのドロポン確3までHに振って、残りAとしたら実数値が美しいものになりました。
次に技について。一致120技のメガホーンとインファイトは確定。これらがあることで、物理アタッカーによる突破が本来難しいクレセ・ヤミラミ・ポリ2などに勝つことができます。叩き落とすはゲンガーに対する有効打であるとともに、後続への交換読みで打ったり、ポリ2の処理を安定させることに使えます。岩石封じはファイアロー・ウルガモス・リザードンへの交換読みで打つ他、相手の竜の舞を妨害したり、味方のサポートに使ったり、タイマンでの自身の行動回数を増やしたりできる便利な技です。
その他に候補となるのは地震、追い打ち、ストーンエッジ、フェイント、タネマシンガン、ロックブラスト辺りでしょうか。地震はギルガルドへの打点となるのでこの中なら一番優先順位が高いかと思います。追い打ちはXY時代のレートでわずかに存在したチョッキヘラが、メガゲンガーの影ふみによるサイクルカットを強引に破るために採用していたと聞きます。しかし叩き落とすの方がはるかに汎用性が高いように思えるのであまりおすすめしません。同様にエッジも明確な仮想敵がいないなら岩石封じの方が優秀でしょう。他に挙げた技はメガヘラでやった方が良いと考えます。

最後にダメージ計算を載せておきます。

【火力】
メガホーンでHB特化クレセ確2(59~71.3%)
メガホーンで無補正無振りゲッコウガ(水単タイプ想定)を93.8%の高乱数1(98.6~117%)
根性メガホーンでHB特化スイクンを99.6%の高乱数2(49.7~59.4%)
根性メガホーンでHB特化ヤミラミを18.8%の低乱数1(86.6~103.1%)
根性メガホーンでHB特化メガヤミラミ確2(63~74.5%)
根性メガホーンでHB特化ウォッシュロトムをオボン込み確2(69.4~82.1%)

インファイトで無振りサザンドラ確1(137.7~162.8%)
インファイトでH252ナットレイを56.3%の中乱数1(92.8~110.4%)
インファイトでHB特化輝石ポリゴン2確2(57.2~68.7%)

叩き落とす→インファイトでHB特化輝石ポリゴン2を確定
叩き落とすでHB特化クレセリアを高乱数3(32.5~38.7%)
叩き落とすでH252メガゲンガー確2(55~65.8%)
叩き落とすでH252ギルガルド盾を高乱数2(47.9~57.4%)←厳しい

岩石封じでH252ファイアロー確1(101.6~121%)
岩石封じでH252B188ファイアロー確2(80~95.1%)←最速ガブ抜き調整のゴツメアローは厳しい

【耐久】
臆病ゲッコウガの珠ドロポン確3(42.2~49.7%)
無振りメガゲンガーのヘドロ爆弾が97.6%の高乱数3(32.5~38.2%)
無振りクレセリアのサイキネが97.2%の高乱数3(32~38.8%)
無振りスイクンの熱湯がほぼ確5(17.1~20.5%)
無振りポリゴン2のトライアタックが中乱数5(18.8%~22.8%)
無振りウォッシュロトムのドロポン確4(26.2~31.4%)

2014年12月13日土曜日

【ORAS】メガバクーダ軸

どうもウナギです。今回はORASに入って最初に組んだシングルレート用のパーティをご紹介します。主役は前回育成論の記事をあげたメガバクーダです。
最高レートは1819でだいたい310位くらい。もっと上を目指したかったですが、構築に限界を感じたのと、運負けが込んでモチべが下がったのでパーティ解散となりました。とはいえメガバクーダは当初期待していたよりずっと活躍できましたし、それなりに環境に刺さっていると感じたのでもっと個体数が増えても良いと思います。

それではPT紹介を








ボーマンダ@ボーマンダナイト
暴れる 地震 龍の舞 身代わり
意地っ張り スカイスキン(威嚇)
H132 A252 S124
メガシンカ前 187-205-100-*-100-136 最速70族抜き抜き
メガシンカ後 187-216-150-*-110-156 最速ビビヨン抜き、意地っ張りガブリアス抜き抜き

シングルレートランキング2位と大流行しており、それだけに対策されまくっているマンダ。このPTではほぼ見せポケと化しています。選出画面で圧力をかけ、サンダーボルトロスライボルトライコウなどの電気やクレセポリ2などの物理受け、ギルガルドメタグロスなどのを呼び込みバクーダ選出で勝ちやすくするのが狙いです。
物理型は対策が本当に徹底されているので、捨て身/逆鱗/地震/竜舞という普通の型をこのPTで使うと完全に見せポケになってしまうと考え、壁下で耐久ポケモンを起点に身代わりを張る型を採用しました。メガヤミラミ、残飯ガルド、残飯ドラン、めざ氷の無いオボンミトムなどを壁下で起点にします。メガバクーダ軸はどうしてもトリルPTになる都合上全体的に足が遅くなるため、毒・火傷を盛られると辛いということも採用理由の一つでした。飛行技は壁下の耐久を損なわない暴れるを選択。サンダーがいるPTにはバクーダ選出をすればよく、ミトムは起点にできるため逆鱗を切っています。







バクーダ@バクーダナイト
大文字 大地の力 原始の力 めざめるパワー氷
冷静HCベース 力尽く(ハードロック)

詳細はメガバクーダの記事に書きました。マンダが苦手なやつに大体強い。
メガ枠が明らかにバクーダとマンダだと分かるPTですが、多くの人はマンダの方を優先的に対策するような選出をしてくれました。







ウォッシュロトム@光の粘土
ボルトチェンジ ハイドロポンプ リフレクター 光の壁
控え目Hbc 浮遊

壁張りミトムです。調整はXYの時に使ってたやつを流用しました()
HBカバルドンを高乱数1発にできるくらいCに振って残りはBとかだったと思います。マンダバクーダの両方に強いマンムー、ギャラドス、ラグラージ、霊獣ランドロスなどを牽制できるので壁役はこの子にしました。さほど選出率は高くありませんが出した時は仕事してくれる印象。








クレセリア@ゴツゴツメット
サイコキネシス 月の光 三日月の舞 トリックルーム
図太いHB 浮遊

A抜け5Vの神個体を引くことができました!マンダバクーダが呼ぶガブや霊獣ランドなどを受けつつ、トリルからの三日月でバクーダが全抜きできる環境を整えます。冷凍ビームも欲しいですが、ミミロップバシャーモガルーラあたりを意識してサイキネにしました。トリルを張る前に序盤はサイクルを回したい時も多いので月の光を切ることはできません。







ナットレイ@たべのこし
ジャイロボール 叩き落とす ステルスロック やどりぎのタネ
生意気HDベース 鉄のトゲ

サーナイトニンフィアマリルリなどのフェアリーやミトムギャラスイクンといった水を受けつつステロを撒きます。ついでに催眠対策も。有利体面を作った際に打つべき技が3つあり、どれを選ぶべきか毎回考えなければならないのが難しかったです。








ローブシン@突撃チョッキ
ドレインパンチ マッハパンチ 冷凍パンチ 叩き落とす
勇敢hAbd 根性

ここまでで非常に重いサザンドラとゲッコウガを相手してもらいます。トリルとも壁とも相性が良く、普段通りの選出がしづらい時によく出していました。

選出は次の三パターンが多かったです。
①バクーダクレセナット
サンダーなどを見てバクーダ選出で行きたいと思った場合。先発でバクーダを出して有利体面であれば高火力を押し付け、不利なら後続に引きます。サイクルを回す中でステロを撒き、トリルからバクーダで全抜きするのが理想。

②ロトムマンダナット
マンダ対策が薄い、あるいは壁や身代わりで起点をつくることが容易だと判断した場合。さっさとステロを撒いて両壁を張り、マンダで全抜きするというシンプルな形。

③メガ枠なし
ブシン+ロトムナットクレセから2匹。メガヤドランやラプラスといった高耐久の水やサザンドラ・ゲッコウガが重いと感じた場合。

終わりに
今まで自分が組んできたPTの中では一番選出を決めやすかったのが長所だと思います。マンダによる選出誘導もかなり上手くいっていたと感じました。しかし全体的に足が遅いのは大きな欠点であり、上から何発も殴られると急所にあたる確率も必然的に上がってしまうのが厳しかった。また、ステロを撒いてからトリルを張るという展開の遅さが相手に積み技や一撃技を使う余裕を与えてしまう点や、勝ち筋を補助技に依存しているために挑発が非常に厳しい点もよくなかったです。

それでもバクーダと一緒にレート1800まで来れたので、一応満足して次のPTに移ろうと思います。メガバクーダの高火力技で相手のポケモンを葬るのはけっこう爽快なので是非試してみてね。
それでは(・ω・)ノシ

2014年12月3日水曜日

【ORAS】メガバクーダの育成論

ORAS発売後の初めての記事になります。今回の主役はこの子!







メガシンカ後のgifどこかにないかなあ…

この子を入れたPTでシングルレート1809/345位を達成しました。レートが上がるとクレセドランライコウボルトロスサンダーなどの準伝説が増え、バクーダを選出しやすくなった印象です。














詳細はPT解体後に書こうと思うので、今回はメガバクーダ単体の育成論のようなものを書きます。

バクーダ@バクーダナイト
大文字 大地の力 原始の力 めざめるパワー氷
冷静 力尽く(ハードロック)
個体値: V-奇数-V-V-V-0
努力値: H236 B20 C252
進化前実数値: 175-*-93-172-95-40
進化後実数値: 175-*-123-216-125-22

まずは技について。メガバクーダの種族値は両刀に向いていますが、特性の力尽くが適用されるのは特殊技に偏っています。岩雪崩を入れるのも良いかもしれませんが、岩技の仮想敵はファイアロー、リザードン、ギャラドス、(めざ氷を採用しなければ)ボーマンダなどであり、命中安定の原始の力で十分、あるいはそちらの方が火力が出る場合もあります。めざ氷はガブなどへの交代読みで打つ他、トリル下で全抜きを狙える範囲が広くなるので非常に有用です。上記の個体値であればS個体値0と両立できるのでねばりましょう
めざ氷を採用しない場合は、鬼火を入れるのが良いと個人的に思います。一番の理由は残飯毒みが型のギルガルドが現環境に一定数おり、キングシールド読みで打ちたい場面が何回かあったからです。
努力値振りはほとんどHCぶっぱに近いです。一応Hを調整して余りをBに振っていますが、別にDに振ってもHに全部つぎ込んでも大して変わらないかと。マンダを強く意識したければCを削って意地捨て身耐え調整を施しても良いと思います。

メガバクーダというと何といっても力尽く補正を受ける大文字や大地の力の素晴らしい火力に目が行きますね。種族値もSが下がって火力と耐久が上昇するという理想的な配分となっています。しかし元の耐久値が低いので、メガシンカ後も見た目ほどの硬さはありません(火山背負ってて硬そうだけど)。タイマンをするには十分な硬さですが、サイクル戦をするには少し不安な耐久。特にメガシンカ前のバクーダは柔らかいので安全に後出しできる相手は限られます。めっちゃ遅いのに言うほど硬い訳ではないのが使用率の低さに繋がっているのかな。

そんなこの子が最も輝けるのはサンダー、ボルトロス、ライコウ、ライボルトなどの電気を相手にする時です。こいつらには後出し大安定であり、有利体面から大文字で負担をかけるチャンスが何回も生まれるので、選出でかなり有利になります。なので電気タイプを他で強く呼べるようなPTに入れてあげたいところ。参考までに、僕は流行りのメガボーマンダと組ませています。こいつ一匹でも選出時に相当な圧力を相手にかけることができ、前述の電気だけでなくギルガルド、ポリ2、クレセなども激しく呼ぶため、バクーダ軸の選出がしやすくなります。今の環境はマンダが徹底的にメタられており、どこからめざ氷や冷パンが飛んでくるか分かったものじゃないので、このようにメタを張り返す必要があるんじゃないでしょうか。マンダ以外だとギャラドスとかも相性補完が良いのでしょうか、試してないので分かりません(汗)

後はやはりトリルを絡めて使うのが一番だと思います。トリル下のメガバクーダの殲滅力はなかなかです。今の環境だったらポリ2やクレセでやるのが使いやすいのかな。ガブやマンダを受けられることがトリル役には求められるでしょう。

バクーダの技範囲は広い方ですが、それでも安全な後出しをされてしまう相手も存在します。






















こいつらは他の子で対策しましょう。

メガシンカポケモンとしては圧倒的な強さを持っている訳ではありませんが、確実にレートでも通用するスペックを持っているな、というのが使ってみた感想です。まだしばらくこの子を入れたPTを運用する予定なので、どこまで一緒に行けるか楽しみにしております。

それではまた次の記事で(・ω・)ノシ みんなでバクーダを育てよう!

2014年9月29日月曜日

【気が早い】メガサメハダー育成論的なもの

新メガシンカポケのメガサメハダーが面白そうなので、気が早いですが考察してみました。ガチゴラス好きとしてはがんじょうあごがとられて少し複雑な気分です(;^ω^)














まず種族値については当然まだ何のデータも無い訳ですが、公式サイトに「能力全体がアップして、もともと高かったこうげきに、より磨きがかかる」と書いてあるため、各能力の種族値は
A+30 B+10 C+10 D+10 S+10
くらいの上昇は最低でも見込めるでしょう。
サメハダーの元々の種族値は
70-120-40-95-40-95
となっているため、メガサメハダーの種族値は
70-150-50-105-50-105
という配分よりはやや高い水準に落ち着くでしょう。過剰な期待を込めた予測に基づいて今から考察しても、実際の配分がそれより低ければ残念なことになってしまうので、今回は上記の配分を基準に考えます。まあ耐久どうせ紙過ぎるし、基本まず加速するからSは進化前の数値に依存するし問題ないよね!

メガサメハダーといえばやはり加速で素早さを上げることができ、そこから特性:がんじょうあごにより威力180で噛み砕くを打てることが魅力ですね。仮にA種族値150であれば意地っ張り噛み砕くでメガリザYに確1がとれるレベルの火力。同じくがんじょうあご補正がかかる氷の牙によりガブはもちろん、新メガシンカの中で採用率が高くなるであろうメガボーマンダにも勝てる可能性があります(仮にメガマンダのBが40上昇すれば無振りメガマンダに対してA222サメハダーの牙が威嚇込み中乱数、微妙か)

技について。
確定: 噛み砕く
準確定: 氷の牙
候補: 守る 滝登り 道連れ アクアジェット 身代わり 挑発 毒突き ※毒々の牙

噛み砕くは必須として、個人的にはガブマンダに刺さりサザンガルドに強くなれる氷の牙も確定で良いかと思います。残りの2枠には安定の守ると一致技の滝登りを入れるのが無難な構成ですが、XYで地味に新規習得した道連れや、ステロ込みで加速と合わせてファイアローに勝てるようになるアクジェ、クレセの電磁波避けに使う身代わり・挑発、マリルリに対する唯一の有効打であり噛み砕くとの補完に優れる毒突きなど、案外優秀な技がそろっています。技構成次第でクレセドランやサザンガルドマリルリといった組み合わせを対策できるのが面白いですね。
因みに噛み砕くと氷の牙を両方半減するメジャーなポケモンには、マリルリ、ゲッコウガ、メガギャラドス、バシャーモ、ルカリオ、キリキザン、クチート、クレッフィがいます。

※技について追記。コロコロ情報によると毒々の牙を新規習得する可能性が非常に高いようです。ただしがんじょうあご補正が適用されるとはいえ、元の威力が50しかないため威力は75止まりで毒突きを下回ってしまいます。追加効果は毒突きが3割毒であるのに対し毒々の牙は5割猛毒なので、そこは牙の方が優秀です。基本的には毒々の牙の方が優れているかと思いますが、威力差5が意味を持つのかはA種族値が確定しなければ分かりません。しかしわざわざ習得させるのであれば威力が上方修正される可能性もあるかもですね。

注意点ですが、一度メガシンカしてしまうと加速できなくなります。なのでバシャサンダーナットのメガバシャーモのようにサイクル戦の中で相手に負担をかけつつ最後に全抜きを狙う、という使い方ができません。一度場に出して攻撃したら最後、そのまま暴れるしかないという状況も多いのではないかと考えられます。初手には少し置きづらいポケモンだとも言えるでしょう。もちろんS種族値が大幅に上がれば別ですが、せっかくメガサメハダーを使うのであれば加速からの全抜きを狙っていきたい。

現在発表されている新メガシンカ勢の中でも強そうなチルタリス・メタグロス・ボーマンダに強めなギルガルドはORAS環境でも大いに流行るかと思いますが、そのガルドやグロス・マンダを1発で倒すことが(多分)可能で、現環境で猛威を振るうガブ・ゲンガー・クレセ・リザードンYに対しても有利なメガサメハダーは是非育ててみたいです。ORASほんと楽しみ!

最後に一応目安として、A種族値150実数値222とした時のダメージ計算をいくつか。こうして見るとやはりA150程度は絶対に欲しいところですね

噛み砕くで、
H252ギルガルドを確1(105.3%~125.7%)
H252メガサーナイトを確1(101.1%~118.8%)
HB特化クレセリアを確2(71.3%~84.5%)
メガメタグロスのB種族値が10上昇した場合、H252メガメタグロス確1(100.5%~119.7%)
HB特化メガフシギバナを超低乱数2(42.2%~50.2%)
氷の牙で、
H4サザンドラを低乱数1(88%~104.7%)←ステロ込み確1
H252トゲキッスを確2(73.9%~87.5%)←ステロ込み高乱数1
毒突きで、
H252マリルリを確2(65.7%~77.2%)←オボン込み確2、噛み砕く+毒突きでも確定
アクアジェットで、
H252ファイアローを確2(59.4%~71.3%)

2014年8月18日月曜日

【レート2000達成】メガフーディン軸

ブログめっちゃさぼってましたすみません(汗)
シーズン5では、メガフーディンを軸とするパーティを使って念願のレート2000超えを達成することができました!!やったー!!!














初めて2000台に乗れたのがフーディン入りのPTとなったのは意外でしたが、高レートのパーティって個性的なポケモンが数匹いることも多いですし、KP高いポケモンだけでレートを上げる方が案外難しいのかもしれませんね。

ではさっそくパーティ紹介をしたいと思います!

フーディン@フーディナイト
サンダー@ゴツメ
ガブリアス@スカーフ
キリキザン@珠
ガルーラ@ガルーラナイト
マリルリ@オボン

フーディンサンダーガブキザンの4匹で補完し合うのが基本です。残りの2匹はなかなか決まらず、最初はメガフシギバナと眼鏡ニンフィアを使っていましたが今の形に落ち着きました。

メガフーディン@フーディナイト










サイコキネシス 気合玉 アンコール 守る
臆病 トレース(マジックガード) H52 B220 S236
137-*-113-195-115-220
メガシンカ前スカーフバンギ抜き、メガシンカ後竜舞ギャラ抜き

メガ退化とか散々な言われようのメガフーディンですが、使ってみると非常に強く、選出率は6割強でした。どう強いかってことですが、まずメガゲンガーと同様に、眼鏡・鉢巻や弱点攻撃でなければ1発は耐える耐久から2回殴れるという単純に高いアタッカー性能を有しています。技範囲もサイキネとサブの組み合わせ次第で申し分ない。さらに、Sを振ることによって大抵のスカーフ持ちや竜舞ギャラを抜くほどの素早さを得ることができます。
特性のトレースもKPの高いポケモン相手には刺さることが多く、
・霊獣ランドやギャラに威嚇を入れる
・ヒードラン、霊獣ボルト、ライボルトの一致技を無効化
・カイリューのマルスケを奪う
・メガゲンの影踏みを奪う
・親子愛気合玉でメガガルーラを殺す(願望)
・ボルトやエルフーンなどいたずらごころ持ちを牽制する
・ゲッコウガに変幻自在気合玉を打つことで比較的安全に倒す
・マンムーの氷の礫を半減することで対面で勝てるようになる
・メガルカリオを適応力サイキネで倒す
…等々の活躍を実際にしてくれました。メガガルには過去3回気合玉打って全部外してるけど。
因みに先発ガルーラ対面ですが、初手はメガシンカせずに守ります。猫だまし・不意討ちを打ってくれば次ターンにアンコ、恩返しを打ってきたらメガシンカして親子愛をトレースし、然る後気合玉を打ちましょう。外れてもどうせ金縛り警戒の地震が飛んでくるかクレセあたりに引っ込んできますし、まず不意討ちは打ってきません。

色々とメリットを挙げましたが、「メガゲンガーを上からワンキルできる」というのが個人的には最大の強みだと思っています。スカーフ以外でメガゲンを上からワンキルできるポケモンがいると本当にゲンガーが怖くなくなるので、後続が非常に動きやすくなります。

技に関しては、金縛りアンコ守るの構成が有名過ぎて非常に警戒されているため、範囲を最大限に広げてアタッカー性能を高められる気合玉を選びました。H252バンギ、H4メガバンギ、H4サザンを高乱数1発。ギルガルドを返り討ちにできるシャドボも魅力的なのですが、そこはキリキザン先生に任せています。

サンダー@ゴツゴツメット








ボルトチェンジ 熱風 毒々 羽休め
図太いHB

テンプレ。サンダーはフーディンの苦手なアローやハッサムなどの物理に強く、選出率は高かったです。めざ氷も欲しい時はありますが、毒々を入れることによる選出のしやすさをとりました。
サンダーのボルチェンと10万は本当に一長一短ですね

ガブリアス@こだわりスカーフ









地震 逆鱗 岩雪崩 毒々
意地っ張りAS 鮫肌

大正義スカガブ。サンダーやマリルリが呼び込む数多のライコウを葬ってきた強者。メガフーディンとの相性がとても良いです
エルフーンが怖くないPTであり、H振りメガサーナイトが増えたことから対フェアリー技の必要性を感じなかったので、サンダーの負担を減らせる毒々を採用しました。

キリキザン@命の珠









アイアンヘッド 叩き落とす 不意打ち 剣の舞
意地っ張りAS 負けん気

選出できれば大体勝ってる気がする子。クレセ・ガルド・ポリ2と対面させ叩き落とすを打つことで確実に相手に負担を与えることができます。クレセのこご風やガルドのシャドボの追加効果で負けん気が発動してしばしば全抜きしてくれる神
ポリ2の電磁波で3回連続で痺れて突破されたこともありますが…

ガルーラ@ガルーラナイト








恩返し 地震 岩雪崩 冷凍パンチ
陽気AS 親子愛(肝っ玉)

構築の最後に入ってきた見せポケ。先発ゲンガーを誘います。
選出するのは主に見せ合いでガッサかサーナイトがいた時になります。メガバナを採用していた時にサーナイトが重すぎることに気づいて投入しました。
エースとして活躍することに期待している訳ではないのでグロパン不意討ちや猫だま捨て身は避け、補完としてPT全体で重いサンダーに打つ岩雪崩とガブに打つ冷凍パンチを採用しました。
追加効果の判定が2回あるのはどう考えても頭おかしい(真顔)

マリルリ@オボンの実








アクアジェット じゃれつく 滝登り 腹太鼓
意地っ張り 力持ち H100 A252 B4 D12 S140
188-112-101-*-102-88
無振りランターン抜き(ニンフィアポリ2ブリガロン意識)
B<D

フーディンを使う以上サザンガルドが重いことからフェアリー枠が必要となります。この子と眼鏡ニンフィアのどちらが良いかは本当に一長一短で悩ましい…
フーディンのアンコや相手のガブの逆鱗を起点に腹を叩きます。


・シーズン5を振り返って
今シーズンはまだ9月の始めまでありますが、ひとまずフーディンと一緒に2000まで来れたことがとても嬉しく、満足したのでこれで終わろうと思います。僕の拙い読みをポケモン達がカバーしてくれることも多かったので、このパーティのメンバーに対する愛着が湧いて名残惜しい気持ちもありますが(´・ω・`)
ガルーラマリルリの組み合わせだとフシギバナニンフィアに比べてガッサやへラクロスに隙を見せがちになってしまったのが一番の反省点です。全部のポケモンを完璧に対策することはできないので仕方ないっちゃ仕方ないんですが、数が増えているポケモンを把握して対策することが大事で、そのためにはとにかくレートに潜るしかないんだと痛感させられたシーズンでした。

XY発売してからもう10か月くらいでしょうか。
ルビサファ楽しみだなあ…